建設業許可の附帯工事って?

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建設業許可 附帯工事って?

建設業許可 附帯工事とは

 建設業には、附帯工事というものがあります。附帯工事とは、メインの建設工事に附帯して発生する別の工事を言います。

例えば、建物に全体に防水工事を行うために、建物の周囲に足場を組んで作業をしたとします。

この場合、建物に直接施すメイン施工は「防水工事」で、足場を組む工事は「とび工事」の業務範囲となります。

このケースの「足場を組む工事」は「防水工事」を施工するために行ったもので、あくまで主となる建設工事ではありません。

このような、防水工事(主な工事)の施工によって必要となったとび工事(附属の工事)を附帯工事と言います。

許可を取っていなくても大丈夫?

建設業法では、「許可を受けた建設業に係る建設工事以外の建設工事」であっても、附帯工事となる場合には例外的に請負うことができると定めています。

ただし、下記の点において相当なものだと判断される場合に限られます。

①主となる工事と一緒に行われている

②附帯工事が必要となる内容

③主な工事の工事金額より、附帯工事の工事金額が低い

附帯工事をする際の注意点

 附帯工事の請負金額が500万円以上となる場合には、その現場に附帯工事の種類に応じた専任技術者の配置が必要です。

専任技術者がいない場合は、附帯工事の建設業許可がある建設業者へ下請に出す必要があります。

附帯工事は実務経験にカウントできる?

 メインの建設工事の業種は、実務経験にカウントができ、他の要件を満たせばその業種の専任技術者となることができます。

しかし、附帯工事については実務経験のカウントができず、専任技術者にはなれません。

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