建築士事務所登録
建築士事務所登録とは
建築士事務所を始めるには?
建築士事務所の登録を始めるには、「管理建築士」が事務所にいなければなりません。
管理建築士になるには、建築士試験の合格後、一定の経験が必要です。
管理建築士になるには
管理建築士講習を受け、一定の課程を終了すれば管理建築士となれます。
しかし、この講習を受けるには所属建築士名簿に記載された建築士として3年以上の業務経験が必要となります。
※ 建築士試験の合格後すぐに管理建築士にはなれません。
無事に課程を修了すると、「管理建築士講習の修了証」が発行されます。
※ 「管理建築士講習」は、事務所に所属する建築士全員に受講が義務化されている「定期講習(3年以内毎)」とは異なります。
定款の目的
法人として新規登録をする場合、定款の目的に「設計」や「監理」等を明記する必要があります。
定款目的の記載例
- 建築物の設計及び工事監理
- 建築士事務所の経営 等
登録後に義務化となった提出書類
建築士事務所の登録後は、事業年度の経過後3か月以内に「設計等の業務に関する報告書」を提出しなければなりません。
この「設計等の業務に関する報告書」は、一般の消費者が閲覧できる書類です。
提出をしなかったり、虚偽の内容で記載した場合は罰則規定があり処分の対象となります。
報酬額
項目 | 報酬(税込) | 法定費用 |
---|---|---|
一級建築士事務所登録・新s規 | 66,000円~ | 18,000円 |
二級・木造建築設計事務所 | 66,000円~ | 12,000円 |
建築士事務所登録・更新 | 55,000円~ | 33,000円 |
年次業務報告書 | 22,000円~ | - |
各種変更届 | 11,000円~ | - |
建築士事務所登録Q&A
Q . 建築士の登録は 3 年未満です。
建築士事務所での経験は 3 年以上あるのですが、管理建築士にはなれますか?
A . 管理建築士にはなれません。
建築士登録以前に行った業務経験については「設計補助業務」となり実績には認められません。
Q . 事務所名称に「一級」や「二級」「木造」と明記しなくてもよいですか?
A .「二級」と「木造」建築士事務所の場合は、必ず明記する必要があります。
「一級」建築士事務所の場合は任意です。
Q . 二級から一級へ、事務所登録の変更は可能ですか?
A .この場合、新規で建築士事務所の登録が必要です。
継続中の業務に支障が出ない様、廃業日と新規登録日の調整が可能です。
Q .個人から法人への変更は可能ですか?
A .この場合、新規で建築士事務所の登録が必要です。
継続中の業務に支障が出ない様、廃業日と新規登録日の調整が可能です。